エクセグラン添付文書改訂*9

用法・用量に関する使用上の注意を追記。

ゾニサミドをパーキンソン病(本剤の承認外効能・効果)の治療目的で投与する場合には,パーキンソン病の効能・効果を有する製剤(トレリーフ)を用法・用量どおりに投与すること

適応外の用法について使用上の注意を記載するってのは初めて見たよ。
しかもこの文面を見るとトレリーフとエクセグランを併用する場合のことを書いているように読めますが、調べてみるとトレリーフ=エクセグランのようで。
どうもパーキンソンを併発しているてんかん患者にエクセグランを使ったらパーキンソンも軽減されたことから、「てんかん治療薬エクセグラン」を「パーキンソン病治療薬トレリーフ」として今年度中に新しく発売しなおすようで。
用量も1錠25mgということで、わざわざエクセグランとは別に発売する意味はなさそうなんだけど…。
発売しなおすと無意味なレセプト返戻やら新発売から1年間の投薬14日制限やらあって、誰も得をしないと思うんだけどなぁ。
普通にエクセグランに適応追加すればいいと思うんだけど…よく分かりませんわ。


併用注意にアミトリプチン等の三環系向鬱薬を追記。

MAO-B 阻害作用を有するセレギリン(パーキンソン病治療薬)において,三環系抗うつ剤との併用により,高血圧,失神,不全収縮,発汗,てんかん,動作・精神障害の変化および筋強剛といった副作用があらわれ,更に死亡例も報告されている.


重大な副作用として悪性症候群(1%未満)および幻覚(5%以上)、妄想(1%以上)、錯乱(1%未満)、せん妄(1%未満)等の精神症状を追記。
その他の副作用として倦怠・脱力感(1%以上)、排尿障害・失禁(0.1〜1%未満)、BUN上昇、クレアチニン上昇(いずれも0.1%未満)を追記。
さらにパーキンソンに対して使った場合の副作用が追記されており、なかなか素敵なパーセンテージで副作用が並んでます。