危うしダーゼン!

武田薬品工業は1月19日、同社が製造販売する「ダーゼン(一般名セラペプターゼ)」の臨床試験で、喀痰の融解・排泄促進や抗腫脹作用について、統計学的に有意な有効性が証明できなかったことを厚生労働省の医薬品再評価部会に報告した。医薬品再評価部会は継続審議とすることを決め、今後試験デザインの見直しや再試験が行われるとみられる。
Nikkei Medical(1/20)より*1

今後、当該試験のデザインの妥当性なども含めて再検討されるとのことだが、結果次第ではダーゼンの承認取消→販売中止ということもあり得る。
記事によると、2009年のダーゼンの売上高は67億円にも及んでおり、10mg錠が¥23.9/T、5mg錠が¥18.4/Tであることから1年間でおよそ3億錠=1億日分が使用されている。
もちろんうちの門前Dr.も普通感冒に対して非常によく使っているし、オイラも自分が喉をやられたときにはお世話になった。
あー、しばらくダーゼン投薬するときにもやもやすることになるんだろうなぁ…。