アルタットカプセル添付文書改訂*1

国内のH2ブロッカー初、小児用量承認。

通常、小児にはロキサチジン酢酸エステル塩酸塩として、体重30kg未満では1回37.5mgを、体重30kg以上では1回75mgを1日2回(朝食後、就寝前又は夕食後)経口投与する。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、急性胃炎慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善の全適応に対して同用法・同用量
麻酔前投薬では用量は同一だが、服用タイミングが手術前日就寝前及び手術当日麻酔導入2時間前の2回となっている。
合わせて、小児での薬物動態を追記(省略)
投与前に自覚症状を有していた患者における8週時(又は中止時)の症状改善率*1は30.0%(3/10例)であった。
6〜13歳の小児患者(逆流性食道炎又はその疑い)に37.5mgを夕食後に経口投与した結果、夜間の胃内pH は上昇した。また、pH3以上を示す時間の総和は非投与時と比較し有意に延長した。

*1:改善率:5段階評価(著明改善、改善、軽度改善、不変、悪化)の「改善」以上