リマ市内観光

リマに戻って最初のガイドさんと合流、早速リマの市内観光へ。
リマの旧市街は、名古屋と大差のなかった新市街とはうって変わってスペイン風の街並み。
1階の天井が2階以上よりも高いのは地震対策、また2階以上にはバルコニーと出窓があるのが特徴。
地区ごとに店の種類が分かれており、この路地は本や薬を売っている地区、この路地は家具や生活用品を売っている地区などという風に構成されているそうな。便利なのかそうでもないのかはビミョー。
またリマは、自転車も電車もない完全自動車社会。
タクシーがやたら多いのは、免許が不要で、車の上に載せる「TAXI」の看板を$5で買うだけでOKなので失業した人がよくやるかららしい。


初めに向かったのはサンマルティン広場。
両親ともにスペイン人なのに、生まれがアルゼンチンだったために支配者層になれなかったサンマルティン将軍。
そんな自らの境遇にイラっときてペルーを独立に導いた英雄をたたえた広場。
マルティン像の下にある女性の像は頭にリャマが載っているんですが、本来はアメリカの自由の女神みたいな炎をのせようとしたのに、スペイン語との発音の違いで手違いが発生してリャマになってしまったとのこと(´Д`;)


続いてリマのアルマス広場。
ペルーの首都の中央広場だけあって、広場の周囲には教会の他に市庁舎と、そして大統領官邸が(゚д゚)!!
おかげでもの凄い数の警官がチャカだの盾だの持って歩いてます。
ちなみに市庁舎2Fのテラスでは先のサンマルティン将軍が独立宣言を行った場所。


地元のスーパーに寄り道してお土産を買ったりしてから黄金博物館へ。
リマの黄金博物館はある金持ちの個人コレクションで、2002年に亡くなる前に国に寄贈して博物館にしたらしい。
インカ・プレインカ時代の数々の黄金装飾品が展示されている。
金が豊富なインカでは他の宝石がかえって珍重され、高貴な人の物には純金の上から別の宝石をはめ込んだりして飾り立てられている。
文字を持たない文化のため、全ては象形により表現されていた。
飛脚が使うグラスは足が模られたり、水飲みグラスには水の神様である蛙が刻まれたりしている。
そして権力者が儀式を行う際には、やっぱり上から下まで金づくめ!
王冠、仮面、ピアスに鼻ピアス、ネックレス、ブレスレット、ポンチョ、手甲、つけ爪、スカート、靴…あまりに重くて動けないので、この金ぴかの権力者は下々の物が神輿に乗せて運んだようですよ。
また権力者のミイラや、村落同士の争いに敗れた首領の首級(トロフィー)なんかも展示されていたのだが、この収集欲は一体どこからきていたんだろう。
この富豪さん、黄金の他に武具にも興味があったようで、ありとあらゆる武具もコレクション、展示されていた。
西洋の全身鎧、侍の鎧、日本刀、槍、サーベルetc.etc...庭には大砲が置いてあったりとか(゚д゚)!


お昼は中華レストラン「フージョー」(富豪酒家)
金持ち専用スポーツクラブを併設した中華料理店。
やっぱりここもブッフェ形式なんだが、味は日本の中華料理店と比べると中の下くらい。
やっぱり食べるなら現地料理がいいよね。