パキシル錠添付文書改訂*10

社会不安障害の適応追加。
通常、成人には1日1回夕食後、パロキセチンとして20mgを経口投与する。投与は1回10mgより開始し、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する。なお、症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減する。

プラセボを対照とした二重盲検比較試験において、社会不安障害に対して本剤を1日1回20mg又は40mgを投与した際、プラセボに対するLSAS合計点減少度の差はそれぞれ-7.2又は-6.2であり、プラセボに対して有意に減少した。
また、本剤を1日1回20〜40mg、52週間投与した際のLSAS合計点は経時的に減少し、52週時の減少度の平均値は-46.8±28.43であった。

その他の副作用として下痢、肝機能検査値異常(ALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTPLDH、Al-P、総ビリルビンの上昇、ウロビリノーゲン陽性等)、性機能異常(射精遅延、勃起障害等)、発汗(以上、1%〜10%未満)、紅斑性発疹、尿失禁(以上、1%未満)を追記。