白鳥異伝

今年36・49冊目。

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

白鳥異伝 下 (トクマ・ノベルズ Edge)

白鳥異伝 下 (トクマ・ノベルズ Edge)

勾玉シリーズ三部作の第2作。
前作の設定を上手に生かしながら古代日本を文字通り西へ東への大冒険。
人が使うには強大すぎる勾玉と剣の力を敵味方双方がメインで扱いながらも、破綻することなく物語が進行していくのは大したもの。
遠子も小倶那も自分の軸を見失っているにも関わらずキャラがしっかり立っているし、菅流がいい具合にアクセントになっているおかげなんだろうね。
第1作よりも人間模様を扱う比率が増えていて面白く読めたよ。