オキシコンチン錠添付文書改訂

併用注意にITCZ、リトナビル、CAMを追記。CYP3A4阻害によるAUC↑
併用注意にRFP、CBZ、PHTを追記。CYP3A4誘導によるAUC↓
ボリコナゾール(100〜200mg/日,経口投与)とオキシコドン塩酸塩(24〜48mg/日,持続皮下投与)を4日間併用した症例(1例)の定常状態時におけるオキシコドン血漿中濃度は,測定した全症例の平均の3.57倍であった。(国内におけるオキシコドン注射剤の臨床試験成績)
また,ボリコナゾール〔400mg/日(2日目のみ600mg/日)〕の経口投与中にオキシコドン塩酸塩(10mg)を単回経口投与した場合,オキシコドンのCmaxが1.72倍,AUCが3.61倍上昇したとの報告がある。(外国人によるデータ)
(2) リトナビル(600mg/日)の経口投与中にオキシコドン塩酸塩(10mg)を単回経口投与した場合,オキシコドンのCmaxが1.74倍,AUCが2.95倍上昇したとの報告がある。(外国人によるデータ)
(3) クラリスロマイシン(1000mg/日:承認外用量)の経口投与中にオキシコドン塩酸塩(10mg)を単回経口投与した場合,若年者群(19〜25歳)のオキシコドンのCmaxが1.45倍,AUCが2.02倍上昇し,また,高齢者群(70〜77歳)のオキシコドンのCmaxが1.68倍,AUCが2.31倍上昇したとの報告がある。(外国人によるデータ)
(4) リファンピシン(600mg/日)の経口投与中にオキシコドン塩酸塩を単回静脈内投与(0.1mg/kg)した場合でAUCが1/2.2に,単回経口投与(15mg)した場合でAUCが1/7.1に減少したとの報告がある。