陽だまりの彼女

今年12冊目。

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

「ふーんふふーんふふー・ふーんふーんふふーんふーん」
いつものごとく、ビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか」だ。(p.190)

甘い甘い、ベタ甘だよ。
序盤から終盤までひたすらいちゃいちゃと甘いよ。
普通に青春小説なのかと思って読み始めたら序盤で一気に結婚までいってしまってべっくり。
このままベタ甘でいくのかと思ったら中盤からミステリー要素が入ってきて、最後はまさかの結末。
そうかー、そう来ますかー。
しっかし最後の「真緒、お前、×××食ったろ」ってセリフのあるなしで随分読後感が変わるな。
あってよかった。お幸せに。


ちなみにこの作品もやっぱり越谷さんらしく洋楽ネタが出てくるのですが、バックミュージックに「素敵じゃないか」を流しながら読むと特に終盤により泣けることと思います。
おいらも中盤まではiPhoneに入ってる曲を適当にランダムで流してたんだけど、どうしても「素敵じゃないか」で読みたくなったのでYoutubeで探してきて流してたよ。