イルベタン錠添付文書改訂

NSAIDsが併用注意に。血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下するため、腎機能が低下している患者では、更に腎機能が悪化するおそれがある。
高齢者を含む本態性高血圧症患者14例にイルベサルタン100、200mgを1日1回8日間食後に反復経口投与したとき、Cmax及びAUCに投与1日目と投与8日目との間で有意な差はなく、両投与量とも蓄積性はみられなかった。
健康成人男性14例にイルベサルタン100mgを単回経口投与(空腹時又は食後)したとき、Cmax及びAUCに食事の影響はみられなかった。
本態性高血圧症(軽・中等症)患者165例にイルベサルタン50〜200mgを1日1回1年間経口投与したとき、収縮期血圧/拡張期血圧(投与開始前の平均値164.2/98.5mmHg)は投与開始4週後より有意に下降し、安定した降圧作用が維持された。投与終了後の収縮期血圧/拡張期血圧の変化量の平均は-28.5/-14.3mmHgであった