フラジール内服錠250mg添付文書改定

適応追加

<適応菌種>
本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバクテリウム属
<適応症>
○ 深在性皮膚感染症
○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
○ 骨髄炎
○ 肺炎,肺膿瘍
○ 骨盤内炎症性疾患
○ 腹膜炎、腹腔内膿瘍
○ 肝膿瘍
○ 脳膿瘍
→通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回又は4回経口投与する。

<適応菌種>
本剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル
<適応症>
感染性腸炎 (偽膜性大腸炎を含む)
→通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日4回又は1回500mgを1日3回、10〜14日間経口投与する。

→通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回10日間経口投与する。
なお、症状に応じて1回750mgを1日3回経口投与する。

→通常、成人にはメトロニダゾールとして1回250mgを1日3回5〜7日間経口投与する。

下記慎重投与を追記。

  • 血液疾患のある患者[白血球減少、好中球減少があらわれることがある。]
  • 脳膿瘍の患者[中枢神経系症状があらわれることがある。]

白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。
中枢神経障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、構語障害、小脳失調等の症状の発現に十分注意すること。
末梢神経障害、中枢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合や1500mg/日以上の高用量投与時には、副作用の発現に十分注意すること。


重大な副作用として中枢神経障害、無菌性髄膜炎、白血球減少、好中球減少を追記。いずれも頻度不明。
その他の副作用として味覚異常を追記。頻度不明。