パルミコート添付文書改訂*2

小児の適応追加。

通常、小児には、ブデソニドとして1回100〜200μgを1日2回吸入投与する。
なお、症状に応じて増減するが、1日の最高量は800μgまでとする。
また、良好に症状がコントロールされている場合は100μg1日1回まで減量できる。
全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤の投与により小児の成長遅延をきたすおそれがある。本剤を長期にわたり投与する場合には、身長等の経過の観察を十分に行うこと。


フルチカゾンプロピオン酸エステルを参照薬とした第III相試験において、軽症から重症の日本人気管支喘息患者120例に本剤を1日量200μgもしくは400μgを、1日2回、6週間投与したとき、正常予測値に対する朝のPEF値は、投与前に比べて有意な増加を示した。
第III相試験からの継続投与試験(長期投与試験)において、軽症から重症の日本人気管支喘息患者に本剤を1日量100μg、200μg、400μgもしくは800μgを54週間投与(第III相試験の投与期間を含む)したとき、肺機能及び喘息症状に関連した評価項目において、投与前からの改善が投与後54週間まで維持された。

結核性疾患の患者が禁忌に、感染症の患者が慎重投与に。ステロイドだから。
喘息患者において、感染を伴う喘息症状の増悪がみられた場合には、ステロイド療法の強化と感染症の治療を考慮すること。