指導薬剤師研修

もう昨日じゅる店の管薬業務してきたけども、今日はS店所属として研修出席。
新年度4月からうちの店に新人が配属される可能性は皆無だけれども、自己の研鑽と会社のメインストリームを少しでも身近にしておきたいので指導薬剤師研修に参加です。
内容は大きく分けて4つ。
1:礼儀・挨拶の重要性と指導トレーニン
人は最初の数秒で第一印象を感じとり、そしてその第一印象の7〜8割はその後も変わることはないといいます。
それであれば、第一印象に大きなウェイトを占める挨拶の役割が大切になります。
良い挨拶とは、言葉のキャッチボールを意識して次の6つのポイントを押さえることが必要になるそうです。
「大きな声で」「笑顔」「目線」「ゆっくりと」「お辞儀*1」「自分から!」


2:電話応対の基本と指導トレーニン
基本は「2コール以内」「ハイ又は挨拶言葉から」「店名・名前を名乗る」といったありふれたことなんですが、これを学生気分の抜けきらない新人君に教えるとなると、色々とやり方があるみたいです。
基本理論から始めて実践にうつる方法、実践を小さなステップに分解して少しずつステップアップさせていく方法、まず手本を示して全体のイメージを持たせてから実践させる方法などなど。
人の指導案を見ながら自分なりの方法を考えるというのはやはり、自分の引き出しを増やすのには効果的だと思います。
実際に新人さんを前にしたときには自分が予定していた展開とは変わってくるのが当たり前なので、彼・彼女らを前にしたときに一つでも引き出しが多い方が柔軟な対応ができるというものでしょう。


3:目標管理の考え方とトレーニン
ここは時間の都合で駆け足で。
目標の達成率を上げるには「周囲に宣言する」「目につくところに貼っておく」「定期的に進捗状況を確認する」といった目標自体を忘れない仕掛けを作ることと、大目標(ありたい姿=VISION)を小目標(具体的行動目標=Schedule)に落とし込むことの2点が大切。
とりあえずオイラの明日からの目標は「仲の良い店舗にすること」「近隣店舗と仲良くすること」「早く帰ること」ですわ。


4:効果的な研修の進め方の実践トレーニン
これは事前に「高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などなんでもよいので一つ疾患を選び、新人に10分間でポイントを説明してください(資料不要)」という課題が出てました。
ちなみに選んできた疾患の内訳は喘息・COPD骨粗鬆症、高血圧、インフルエンザが各一人、残りの6人が糖尿病というDMフィーバー。
たどたどしい説明を6回も繰り返し聞いたので、もう当分血糖降下薬の講義はお腹いっぱいです。
オイラは秋の学会以降マイブームのインフルちゃんをチョイス。
ぶっちゃけ治療薬がNA阻害かM2阻害か漢方か対処療法薬しかないから解説が楽っていうのも大きな選択理由。
おかげでコンパクトにまとまって大筋ではうまくいったっす。

*1:お辞儀をする場合、頭を垂れるということは自らの急所を相手にさらけ出すことにより、そして右手(利き手)の上に左手を添える行為によって自分は武器を構える気がないことを示すことによって「私には敵意はありません、あなたに敬服しております」という意思表示をしているのだといいます。