ジプレキサ添付文書改訂*3

重大な副作用に麻痺性イレウスを追記。
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


その他の副作用に興奮、不安、高脂血症(以上、1%以上)、易刺激性、幻覚、妄想、胃炎、白血球減少、血小板減少、尿閉、発疹、高尿酸血症(以上、0.1〜1%未満)、会話障害、肝炎、尿失禁、そう痒症、顔面浮腫、蕁麻疹、嚥下性肺炎、脱毛症(以上、0.1%未満)を追記。


その他の注意として「外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率の上昇に関与するとの報告がある。」との一文を追記。
同文章は同日付で改訂されたヨウマチール「カプセル」にも以下のように追記されている。

外国で実施された認知症に関連した精神病症状(承認外効能・効果)を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6〜1.7倍高かったとの報告がある。また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率の上昇に関与するとの報告がある。