医学のたまご

今年7冊目。

医学のたまご (ミステリーYA!)

医学のたまご (ミステリーYA!)

久しぶりに普通のお話を読んだよ。
たまにこういう本を読むと気分が和むわ〜。
中身の方はある日飛び級で大学院医学部で研究をする羽目になってしまった中学生が身勝手な教授にどんどんふりまわされていく本筋を中心に研究に携わる人間の心のあり方なんかを描いたもの。
微妙にくさいあらすじになってしまうのは初出が日経Medicalだから?
でも著者が中高生向けに書いたというだけあって平易な文体でとっても読みやすいっす。
別に小難しいことを考えなくてもスラスラほんわか読めた。
ラストはとっても現実的で、それがかえってグッときてしまい、不覚にも涙しそうになってしまったよ。


ところでこの本、日経Medicalなんかに連載されてた割に三省堂で一般のコーナーに平積みされてたのはなんでだろうと思ったんだよね。
そしたら全部読み終わったあとで「チームバチスタの栄光」を書いた人の本だと気づいたよ。遅っ!
今度バチスタ関連の本も買って読んでみるかな。