タンボコール添付文書改訂*6

発作性心房細動・粗動による頻脈性不整脈が適応追加。
用法は通常、成人には酢酸フレカイニドとして1日100mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は200mgまで増量し、1日2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。


重要な基本的注意として、発作性心房細動・粗動患者に投与する場合には、発作停止時に洞停止、洞不全症候群の誘発の危険性が高くなるので、十分に注意すること。
また、本剤による催不整脈は投与初期や増量時にあらわれることが多いので、十分に注意すること。


併用注意
本剤並びにβ遮断剤(プロプラノロール等)は相互に陰性変力作用と房室伝導抑制作用を有するため、心機能低下や房室ブロックがあらわれることがある。
また、プロプラノロールとの併用においては、本剤並びにプロプラノロールの血中濃度が上昇することがある。


その他の副作用として動悸、浮腫、手足のしびれ感、呼吸困難、顔面紅潮(以上、0.1〜5%未満)、血圧上昇、胸痛、耳鳴、口内炎、頻尿等の排尿困難(以上、0.1%未満)を追記。