トリプタノール錠添付文書改訂*3

重要な基本的注意において、自殺目的の過量服用*1を予防するため、一回分の投与量を最小限にとどめるよう注意喚起。


相互作用においてはCYP3A4、CYP2C19及びCYP1A2によっても代謝されることが記載された関係から、CYP3A4誘導作用を有する薬剤等*2は本剤の作用を減弱させる可能性があるため、CYP3A4阻害作用を有する薬剤*3、CYP2D6阻害作用を有する薬剤*4は本剤の作用を増強させる可能性があるためそれぞれ併用注意とされた。
また本剤の抗コリン作用によってコリン作動薬(塩酸ピロカルピン)の作用が相殺されるため併用注意に追記された。


副作用には排尿困難(1〜5%未満)、尿閉(頻度不明)が追記。

*1:過量な経口摂取の直接的な副作用でちねるわけではないのでそこのところ誤解なきよう。

*2:カルバマゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort)含有食品

*3:リトナビル、ホスアンプレナビル

*4:選択的セロトニン再取り込み阻害剤(フルボキサミン/パロキセチン)、抗不整脈剤(キニジン/プロパフェノン/フレカイニド)、シメチジン、フェノチアジン系製剤