バファリン錠添付文書改訂*17

81mg錠に川崎病が適応追加。*1
併用注意薬剤が追加。

<81mg,330mg共通>
塩酸ドネペジル→コリン系賦活作用により胃酸分泌が促進され、消化性潰瘍を起こすことがある。
タクロリムス水和物、シクロスポリン→腎障害の副作用が相互に増強する可能性がある。
ザフィルルカスト→ザフィルルカストの血中濃度が上昇することがある。
PGD2、TXA2受容体拮抗剤→セラトロダスト、ラマトロバンなどの非結合型分率が上昇する。
アルコール→アルコールによる胃粘膜障害と本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により,相加的に消化管出血が増強するおそれがある。


<330mg錠に追加>*2
塩酸チクロピジン,シロスタゾール,オザグレルナトリウム等の抗凝血剤及びワルファリン,ヘパリン製剤等の血栓溶解剤→出血傾向増強
バルプロ酸ナトリウムバルプロ酸ナトリウム血漿タンパク結合を競合的に阻害することで作用を増強し、振戦等を起こすことがある。
アセタゾラミド→アセタゾラミドの血漿タンパク結合を競合的に阻害することで作用を増強し、嗜眠,錯乱等の中枢神経系症状,代謝性アシドーシス等を起こすことが報告されている。
ACE阻害剤、β遮断剤→PG生合成作用を阻害し、ACE阻害剤の作用を減弱する。

*1:バイアスピリン参照

*2:いずれも81mg錠には既に記載されている。