地域支援体制加算

今回の改定は点数表が出るの早かったね。
で、最大注目の地域支援体制加算だけど、調剤基本料1以外の店舗に課される用件がえげつねぇ。

  1. 夜間休日対応実績400回
  2. 重複投薬・相互作用等防止加算40回
  3. 服用薬剤調整支援料1回(新設点数のため経過措置)
  4. 単一建物診療患者が1人の場合の在宅薬剤管理の実績12回
  5. 服薬情報等提供料60回
  6. 麻薬指導管理加算10回
  7. かかりつけ薬剤師指導料等実績40回
  8. 外来服薬支援料12回

常勤薬剤師1人あたり、1年間で上記件数を満たすこと

1.については営業時間が19時半くらいまでデフォである店舗は余裕だけど、それ以前に近隣の医療機関が終了してしまう店舗には無理ゲー。
6.も自助努力ではどうにもならない。逆にそういう患者さんの多い地域なら余裕。
7.はかかりつけ薬剤師の要件を満たす人がどれくらいかによる。非常勤が多い店舗だときつい?
8.はなんとも言えないけど、外来服薬支援料が毎月のように算定できるっていうのは、それ以前の管理状況がどうなのよ?と思う。
そして何よりおかしいのは5.で、常勤1人あたり毎週1件算定しても追いつかない。
調剤基本料1ではない店舗ということなので、基本的には門前型店舗になると思うんだけど、こんなに文書の提出を受けたら受け手側のDr.も不快じゃないか?
はっきり言ってこの要件は設定した側がハナから満たさせる気がないね。
かかりつけ薬剤師指導料の特例用件みたいに、これを取りに行くっていうのは一つの罠ではなかろうか。
こんなの狙いに行くよりは集中率85%を割るように面の枚数を増やして調剤基本料1を目指す方が健全だね。