アンカロン添付文書改訂

併用禁忌にエリグルスタット酒石酸塩を追加。併用によりQT延長作用が増強すると考えられる。本剤のCYP2D6及びCYP3A阻害作用によりエリグルスタット酒石酸塩の代謝が阻害されるおそれがある。
併用注意にレジパスビル/ソホスブビル配合剤を追加。本剤とレジパスビル/ソホスブビル配合剤の併用投与により、徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後において死亡例も報告されていることから、本剤とレジパスビル/ソホスブビル配合剤の併用は可能な限り避けること。ただし、やむを得ず併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性めまい、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導すること。
同じくヒドロキシクロロキン硫酸塩を併用注意に追加。心室不整脈を起こすおそれがある。
その他の副作用として幻覚、末梢性感覚運動ニューロパチーを追記。頻度不明。