BRAVERY DEFAULT 200 years later 〜風の巫女 イデア・オブリージュ〜 NOVEL & ART ★★★★☆

nohmin2015-07-16

今年48冊目。

「プリン・ア・ラ・モード殿、我らが巫女様に、勝手なことはやめていただこう」
現れたのは、観衆たちに押し流されたと思った、首から下がうさぎのきぐるみのエリックだった。
「あらエリックさん。どうです、わたしの見立てのうさぎさんは?とってもぷりちーでしょ?」
「うむ、想像以上の出来である」
リーシニィ近衛隊のきぐるみコーディネートをしたのはプリンたちであり、二人の間には面識があった。
「ですが口調が怖いですね〜……ここはひとつ、語尾に"ピョン"とか付けてみたらいかがですか?親しみやすさ倍増ですよ♪」
「なるほど、さっそくやってみよう……いや、やってみるピョン」
「聞くなー!聞くなエリックー!」
早速実行するエリックに、リリアはツッコむ、そろそろ涙目になってきている。
エリックは決してバカではないしボケでもない。
ただ彼は、超がつく大真面目なだけだった。
「プリン殿、我らが巫女様の寸胴な御身体に、そのようなものを着せても見るものが悲しくなるだけだピョン」
「おいコラいまなんつーた?わらわはアレじゃぞ、あの、大器晩成なんじゃ!」
(p.91)

ブレセカコレクターズパックの付録の一つ。
BDPBのストーリーを追ったらしい小説200ページと、キャラクターの画集100ページがセットになったもの。
ブレイブリーらしい軽いノリがきっちり再現されていてとっても楽しめたのです。
特に土の巫女リリアちゃんがいじられまくっていて、土の陣営の若い連中でなくとも「リリアたんハァハァ(p.183)」となること請け合い!
ちなみにこれ読んでる間にブレアカの方でリリアたんが出たので頑張って育ててます。