副交感神経遮断作用

たまこさん、ミルクの終わり際にサチュレーションがふらつくことが多いらしい。
「大人でもそうですけど、満腹状態になると少し息苦しいのかな」と看護師さん。
眼科検診前にミドリンを点眼した後も何度かサチュレーションが低下したらしい。
そうか、点眼薬だと大人と同じ1滴/回だから、低体重のたまこには過量投与なのかもね。
そうするとミドリンの副交感神経遮断作用が全身性の作用として現れるわけか。
初めて点眼薬の全身性副作用を目にした症例が我が子とはね…。


後で調べたらちゃんとミドリンの添付文書にも書いてあったよ。

重要な基本的注意
1.低出生体重児の眼底検査実施において、徐脈、無呼吸等が起こるとの報告があるので、投与中は観察を十分に行い、慎重に投与すること。[「小児等への投与」の項参照]


小児等への投与
小児に投与する場合には全身の副作用が起こりやすいので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。特に低出生体重児では徐脈、無呼吸等が起こるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、必要に応じて本剤を希釈して使用することが望ましい。

ちゃんと希釈して使うことも考慮って書いてあるわー。
でもこれ、無菌操作で希釈しないとダメだし、点眼用の容器も無菌のものを用意しないとダメだから難しいのかもね。
でもなー、サチュレーション低下は脳障害のリスク因子になるしなー。
うーんうーん…