レミッチカプセル2.5μg添付文書改訂

慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善の場合の適応追加。
腎機能障害もある患者には慎重投与。
重度(Child-Pugh分類グレードC)の肝障害のある患者に対する本剤の投与にあたっては、リスク・ベネフィットを勘案し、投与中は患者の状態を十分に観察すること。
慢性肝疾患患者への投与時、不眠、眠気、便秘、頻尿・夜間頻尿が投与開始後4週間以内にあらわれることが多いので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用として頻尿、夜間頻尿、プロラクチン上昇、便秘(以上、5%以上)、頭痛、口渇、悪心、下痢、発疹、湿疹、総胆汁酸上昇、多尿、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、抗利尿ホルモン上昇(以上、1〜5%未満)、貧血、血圧上昇ビリルビン上昇、蕁麻疹、紅斑、丘疹、嘔吐、胃炎、口内炎(以上、1%未満)
非吸収性薬剤とのin vitro吸着試験の結果、本薬の高リン血症治療剤であるセベラマー塩酸塩(陰イオン交換樹脂系薬剤)に対する吸着率は11.9〜14.7%、高カリウム血症治療剤であるポリスチレンスルホン酸ナトリウム(陽イオン交換樹脂系薬剤)に対する吸着率は62.4〜72.7%であった。
本剤の依存性について、精神依存を示す症例は認められなかった。また、122例中、身体依存が1例、耐性が4例に認められている。