ヤーズ配合錠 ブルーレター

警告
本剤の服用により,血栓症があらわれ,致死的な経過をたどることがあるので,血栓症が疑われる次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
血栓症が疑われる症状
下肢の急激な疼痛・浮腫,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等
患者に対しても,このような症状があらわれた場合は,直ちに服用を中止し,救急医療機関を受診するよう説明すること。

重要な基本的注意
年齢(40歳以上),喫煙,肥満,家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがある。
血栓症のリスクが高まる状態(体を動かせない状態,顕著な血圧上昇,脱水等)が認められる場合は,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
本剤服用患者には,投与開始時及び継続時に以下について説明すること。
血栓症は生命に関わる経過をたどることがあること。
血栓症が疑われる初期症状があらわれた場合や,血栓症のリスクが高まる状態になった場合は,症状・状態が軽度であっても直ちに服用を中止し医師等に相談すること。
血栓症を疑って他の医療機関を受診する際は,本剤の使用を医師に告知し,本剤による血栓症を念頭においた診察を受けられるようにすること。