薬局 10月号
薬関係31冊目。
- 出版社/メーカー: 南山堂
- 発売日: 2013/09/30
- メディア: 雑誌
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薬剤学から学ぶってのがミソで、変わったというかマニアックな特集だったなー。*1
- 漢方エキス製剤を顆粒状のまま服用するのと、熱湯に再溶解後服用するのとでは、どちらが効果発現が速やかで、効果が強いかなどについてはエビデンスが極めて乏しい(p.22)
- 明らかに治療を必要とするであろう飽水状態を示す病態であるほど、蒼朮五苓散は白朮五苓散よりもより顕著に利尿効果を示す(p.36)
- 関節痛を主訴としない群の63%が白朮の方が有効と回答(p.36)
- エキス製剤の中でもう一つ注目される方剤は半夏瀉心湯である。一般的には乾姜を用いることになっているが、クラシエでは生姜を用いている。(p.45-46)
- ツムラ葛根湯エキスには1日量7.5g中に乾燥エキス3.75gが入っているため、残り3.75gが添加物となり、乳糖はこの3.75g以下としか言えない。(p.63)
- 日本の水道水は軟水、中国の水は一般に硬水であることから、現在の日本の漢方薬は、往時中国で開発された本来の状態とは生薬中から湯液中へ溶けだす化合物の量などが異なっている可能性がある。(p.72)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯や桂枝加竜骨牡蛎湯に含まれる牡蠣や竜骨、さらに白虎加人参湯に含まれる石膏、防風通聖散に含まれる滑石にはカルシウムやマグネシウムなどの無機塩類が多く含まれる。(p.81)
- ツムラとクラシエの漢方エキス全製剤を対象に簡易懸濁法での投与を確認したところ、全ての製品で経管投与可能(p.104)
*1:意図的に部分抜粋してるから、ちゃんと内容が知りたい人は本を読んで下さいな