Evidence Update 2013

薬関係29冊目。

Evidence Update 2013 治療×薬局 コラボ特集

Evidence Update 2013 治療×薬局 コラボ特集

昨年は「薬局」の1月号だったと思うが、今年は「治療」と「薬局」のコラボ増刊号に昇格。
確かに薬剤師より医師に需要がありそうだもんな。
様々な疾患別に去年までのエビデンスや治療の現状を記し、今年新たに積み上げられたエビデンスを概説していくという構成。


転職してから自分の服薬指導が全体的にスピードが上がって内容が減ったように感じているのだが、それは現在の店舗にやってくる患者層が前職で接した患者層よりも急いでいる人が多いという患者側の要因と、前職の最後の店舗での経験から踏み込んだ指導に億劫になっているという自分側の要因のWパンチによるものだということは分かっている。
そのおかげで実は目の前の患者の治療の詳細が分からないというケースが格段に増えてしまっている。
そのことは服薬指導の劣化という点で患者に不利益であるし、自分の臨床の感覚が薄れる為、自分のレベルダウンにもつながるという負のスパイラルへ突入することになるのだという自覚もある。
本書のような本を読むことで、せめて最新の知識を多少なりとも得ることでレベルダウンに歯止めをかける一助になればとは思う。
前職で心に負ったトラウマというのは何気に大きいのですよ…。