リセット

今年32冊目。

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

「――また、会えたね」。昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。以来、遠く近く求めあってきた魂。だけど、その翌日こそ二人の過酷な運命の始まりの日だった。流れる二つの<時>は巡り合い、もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。

スキップ、ターンときた「時と人」シリーズ第三段。
前二作と違ってなかなかリセットされない。
助走が長いよ!
いつ事件が起こるのかいつ事件が起こるのかとタメにためまくられて終盤まで引っ張られた割に事件が起きた途端にオチが丸わかりという。
うーむ、三冊目はオイラにはいまいち(´Д`;)