ファムビル錠250mg添付文書改訂

単純疱疹の適応追加。
通常、成人にはファムシクロビルとして1回250mgを1日3回、原則5日間経口投与する。
CCr<40で2×、CCr<20で1×に減量。


類薬での重大な副作用として脳症を追記。
その他の副作用として血小板数増加、尿中ウロビリノーゲン増加、γ-GTP増加、ALP増加、腹部不快感、腹痛、倦怠感(以上、0.1〜5%未満)、意識障害、尿中赤血球、ヘマトクリット増加、便秘、口内炎、食欲減退、咳嗽、異常感、筋力低下、CK(CPK)減少、口腔咽頭痛(以上、0.1%未満)を追記。


IC50値は単純ヘルペスウイルス1型及び2型に対してはそれぞれ0.4〜0.6μg/mL及び1.1〜2.4μg/mLであった。
単純ヘルペスウイルス1型及び2型感染細胞内におけるPCV-TP*1半減期はそれぞれ10時間及び20時間であった。

*1:ファムシクロビルは、服用後速やかに代謝を受け活性代謝物ペンシクロビルに変換される。ペンシクロビルはヘルペス群ウイルス感染細胞内において、ウイルス由来のチミジンキナーゼにより一リン酸化され、更に宿主細胞由来キナーゼにより三リン酸化体(PCV-TP)となる。