西の善き魔女２ 秘密の花園

今年121冊目。

西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)

幼なじみのルーンを守るため、女王候補の伯爵令嬢アデイルに力を貸すことを約束したフィリエル。貴族の娘にふさわしい教養を身につけるべく送りこまれた全寮制の女子修道院付属学校は、厳粛で清らかな見た目とうらはらに、乙女たちの陰謀が渦巻く場所だった。フィリエルは初日から生徒会の手荒い歓迎を受けることに…

第2巻は８０１とドロドロの渦巻く女子寮編！ハァハァ。
「エリカがフランス料理なら、すずはねこまんま！」とでも言いだしそうなお嬢様のいじめに始まり、影のある謎の美少女ルーネットの女子寮潜入、きらめく汗をふりまきながら修業に励む女剣士、若くして教員となった元特待生の陰謀の果て、姫君の危機に駆けつけた白馬の王子様が抱きかかえたのは…!!
おぉ、なんて頭の悪いまとめ方。でも文章力があってよみやすいし、解説で大学教授様がおっしゃることによると、この話を真に楽しむためにはバックボーンに幅広い教養が必要とされるようなのですよ。そういう素人から玄人まで楽しめる話を書けるというのはすごいよね。