iPS細胞

今年99冊目。

iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)

iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)

うちの大学の先輩が今のオイラと同い年の時にお出しになられた本。
そう考えるともの凄く遠い世界の人に思えますなぁ。
iPS細胞の発見と機能性、そしてiPS細胞が抱える可能性と倫理的問題などについてざっくりと書かれております。
万人向けに書かれているので説明がざっくりし過ぎてかえって分かりにくい部分もありましたが、教科書ではなくて新書なので仕方ない。

「どういうことですか、左手の再生治療ができないだなんて」、「幹部の幹細胞に異常が見つかったの。先生によると、ガンダムのビーム兵器には細胞障害を起こすものが含まれているんじゃないかって」などという会話が交わされていた。
こうした作品の中にも幹細胞という単語が登場したことにびっくりすると同時に、少しずつ一般社会にもその言葉が浸透しつつあることがわかる。
(p.87)

こうした引用はさすが彼ですなぁと、彼のことをよく知りもしないオイラですら思ったりする、そんな先輩。