ふたり 読了
今年65冊目。
ふたり―days of Broken Blood (ファミ通文庫)
- 作者: 山下卓,HACCAN
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2002/04/20
- メディア: 文庫
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最後に待っているのが悲劇だと分かっているのに、本編よりもずっと明るい展開になっているのはやはり主役の違いか。BLOOD LINKを重たくしているのはあの真性ロリの主人公のせいだと分かりましたよ。翻って本作では香織と涼子のいたって普通の高校生活が描かれており、気軽に読める。
涼子があの手この手を使ってロリ男のことを調べていく下りとか、糸電話や勝負下着の話などは妙に現実味があって楽しめた。
で、ラストは当然例のシーンで立場を逆転するとこうなるのか、となるが、結局いつ頃から、どうして香織が地蟲に憑かれていたのかはイマイチはっきりしない。はっきりしないというのが事実なのか、それとも他の感染者となにがしか共通項となるような行動や意識があるのか。その辺りのことは続刊で明らかになるんでしょうかね…?