グリベック錠100mg添付文書改訂

FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群、慢性好酸球白血病*1を適応追加。
通常、成人にはイマチニブとして1日1回100mgを食後に経口投与する。なお、患者の状態により、適宜増減するが、1日1回400mgまで増量できる。
好中球数<1,000/mm3又は血小板数<50,000/mm3となった場合好中球数1,500/mm3以上及び血小板数75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は休薬前(重度の副作用の発現前)と同用量で治療を再開する。
好酸球増多症候群又は慢性好酸球白血病に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:イマチニブメシル酸塩(FIP1L1-PDGFRα融合遺伝子陽性の慢性好酸球白血病及び特発性好酸球増多症候群)」等)を熟読すること。
その他の副作用として嚥下障害、低マグネシウム血症を追記。いずれも頻度不明。
心合併症を有する好酸球増多症候群患者において、心原性ショック及び左室機能不全が発現したことが報告されている。

*1:染色体検査又は遺伝子検査によりFIP1L1-PDGFRα陽性であることが確認された患者に使用する。