セレコックス錠添付文書改訂

手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛を適応追加。
通常、成人にはセレコキシブとして初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回経口投与する。なお、投与間隔は6時間以上あけること。
頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて経口投与する。ただし、1日2回までとする。
初回の投与量が2回目以降と異なることに留意すること。また、患者に対し服用方法について十分説明すること。
急性炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与すること。
原則として長期投与を避けること。
原因療法があればこれを行い、本剤を漫然と投与しないこと。
その他の副作用として傾眠(1〜5%未満)、AST(GOT)増加、血中ビリルビン増加、CK(CPK)増加、悪心(以上、0.1〜1%未満)、意識レベルの低下、循環虚脱(以上、0.1%未満)を追記。
手術後患者(投与期間:2日間)を対象とする実薬対照試験の被験者データを集計した結果では、消化管障害(症状)全体での副作用発現率はセレコキシブで0.4%(1/248)、対照薬(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)で1.6%(4/244)であった。
手術後(投与期間:2日間)、外傷後(投与期間:8日間)、抜歯後(投与期間:1回又は2回)の患者を対象とした試験4試験では、重篤な心血管事象の発現はセレコキシブ、プラセボ及び対照薬(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)のいずれの投与後にも認められなかった。