テヘラン脱出 読了
今年の1冊目。
妻ちゃんがトルコでもらってきた本らしい。
非売品らしく、密林先生にもでてこないし、本のカバーにJANコードもねぇ。
イラン・イラク戦争開始直前、アメリカをバックにつけたサダム・フセインがイラン領空を通過する飛行機に無差別攻撃を開始すると宣言した。
次々とイランを退去する欧米人に対し、本国からの救援も断られて脱出する術をなくした日本人を助けてくれたのは親日国家トルコだった!
本書は事件とは本質的には関係のないようなここの登場人物の経歴に関するエピソードが大半を占めているにも関わらず、フセインの無差別攻撃が迫りくる様子が緊迫感たっぷりに描き出されており、一気に読ませる構成となっている。
ページ数も少なく手軽に読めるので、サクッと読んで日本人としてこの救出劇を覚えておくべきだろう。*1