チーム 読了

今年105冊目。

チーム (実業之日本社文庫)

チーム (実業之日本社文庫)

箱根駅伝の学連選抜をテーマにした作品。
予選会敗退チームの中から個人成績の優秀な選手を集めて結成される学連選抜。
そうした「寄せ集め」が「チーム」になっていく過程を描いた前半。
箱根駅伝本選での各選手の奮闘を描いた後半。
特に後半が熱い。そして何よりも突然のラストに衝撃を受けた。でもスポーツの終わりって往々にしてこんなもんだよね。


著者のスポーツ小説のリアリティには定評があるようだが、確かに妙にリアリティがあって、自分がレースを走っている時が思い出されてしまう。
きっと朝からこれ読んで心の中のランニングスイッチを入れておいたのも初マラソンのいい結果につながったと思っている。
野球や水泳の話も書いているようなので、今度読んでみよう。