W杯アジア3次予選 日本1−0北朝鮮

期待以上の熱い試合だった。
北朝鮮のこの試合にかける凄まじい気迫が伝わってきた。
特に壮絶だったのは相手のGK。
季忠成がしっかりポストで機能していたので香川や柏木、内田からの多彩な攻撃が機能して揺さぶられ続け、前半の終盤でキャッチング時の着地ミスで足を負傷。完全に足を引きずっててキックもできる限り右脚を使わない状態になってるのに交代させてもらえない。*1
恐らくは後半の勝負どころにFWのスーパーサブを入れたり、同じく揺さぶられ続けて消耗の激しいDFを代えたりといったことに3しかない交代枠を残しておきたかったんだろう。
その監督の気迫に見事に応え、彼は最後まで集中し続け、ロスタイムにもファインセーブを見せたりしていた。
ボール支配率66%と、日本は圧倒的に試合を支配していたものの、若干パスが回りすぎていた印象*2は受けた。それだけ圧倒的な地力の差はあったんだが、できればもっと早い時間帯のゴールがあれば全く違った展開になっていただろう。
個人的には前半の季忠成のポストプレーの安定感と、後半の攻撃が停滞し始めた時間帯での長谷部の切れ込み、清武の投入直後及びロスタイムの動き全般、吉田のDFの安定感*3が印象に残った。
特に清武は代表2試合目とは思えない期待感を感じさせてくれた。ウズベク戦では中央に香川を置いて右に清武のスタメンで見てみたい!

*1:「GKは精神力で最後まで戦えるものと信じていたので交代させなかった」と北朝鮮監督の試合後コメントあり

*2:長谷部も試合後に「パスサッカーに酔っちゃった感じもあるので、きれいなサッカーだけじゃなく、ガムシャラにいくことも必要ですね」とコメントしている

*3:もちろん殊勲の決勝点もよかったが。