僕が火星を歩いた日 読了

今年80冊目。

僕が「火星」を歩いた日―宇宙探査最前線レポート

僕が「火星」を歩いた日―宇宙探査最前線レポート

序章で火星はこういう星なんだよ、という話が続くあたりは小難しいというかとっつきにくかったんだけど、筆者自身が「地球上の火星」に赴く辺りから急に面白くなってくる。
中古の宇宙服の隙間から細かい埃が入ってきてしまい大変な目にあったり、ATVで爆走しまくった同僚が谷底に墜落したり、宇宙でのトイレがいかに大変かとか、色々大変なんだけど、それでも筆者が火星が好きなんだということが全編通してにじみ出て伝わってくる。
まるで本を開くたびに筆者から「ウェルカムトゥマーズ!」と言われているかのよう。
生きているうちに火星に行けたりするようになるといいな。