ワソラン添付文書改訂

頻脈性不整脈(心房細動・粗動,発作性上室性頻拍)の小児用量が適応追加。
通常、小児には、ベラパミル塩酸塩として1日3〜6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
小児等に本剤を使用する場合、小児等の不整脈治療に熟練した医師が監督すること。基礎心疾患のある場合は、有益性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与すること。
新生児及び乳児はカルシウム拮抗剤の感受性が高く、徐脈、心停止等を生じる危険性が大きい。新生児及び乳児に本薬を静脈内投与した際、重篤な徐脈や低血圧、心停止等が認められたとの報告がある。


相互作用の概略として「本剤はP‐糖蛋白の基質であるとともに、P‐糖蛋白に対して阻害作用を有する」との一文が追記に。
併用注意にダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩を追加。
ダビガトランの抗凝固作用が増強することがあるので、ダビガトランエテキシラートの用量調節や投与間隔を考慮するなど、投与方法に十分注意すること。