チラーヂン添付文書改訂

慎重投与に低出生体重児、早産児を追記。
併用注意に炭酸ランタン水和物(ホスレノール)、セベラマー塩酸塩(フォスブロック)を追記。本剤の吸収遅延。
重大な副作用に副腎クリーゼ、晩期循環不全を追記。いずれも頻度不明。

副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者では、副腎クリーゼがあらわれることがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること。全身けん怠感、血圧低下、尿量低下、呼吸困難等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
低出生体重児や早産児では、晩期循環不全があらわれることがある。特に極低出生体重児や超早産児で起こりやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすいので、観察を十分に行い、血圧低下、尿量低下、血清ナトリウム低下等があらわれた場合には適切な処置を行うこと。