ボルタレン添付文書改訂*6

併用注意に以下追記。

CYP2C9を阻害する薬剤(ボリコナゾール等)
これらの薬剤は本剤の代謝酵素であるCYP2C9を阻害するため本剤のCmaxとAUCが増加することがある。


カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、カンレノ酸)、抗アルドステロン剤(エプレレノン)
これらの薬剤の作用を減弱させることがある。また、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。
プロスタグランジン産生が抑制されることによって、ナトリウム貯留作用による降圧作用の減弱、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。
危険因子:腎機能障害


エノキサバリン
本剤の血小板機能阻害作用とエノキサバリンの作用により、出血の危険性が増大する。


シクロスポリン
カリウム血症の副作用が相互に増強され、高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。