ひかりの剣 読了

nohmin2010-09-07

今年60冊目。

ひかりの剣

ひかりの剣

ジーン・ワルツの清川先生とジェネラル・ルージュこと速水先生の医学部剣道部時代のお話。
ひょうひょうと生きる清川先生と、己の信じる道をまっすぐに歩き続ける速水先生の原点が垣間見られます。
高階先生も田口先生も島津先生もみんなちゃんとキャラが立っているから、
「あー、速水先生達はこういう学生時代を過ごしたんだろうなぁ」
と違和感なく読み進められる。
そこに標題にもなっている朝比奈ひかり*1
が出てきた辺りから一気に止められなくなっていく。
読んでいて気持ちのいい、暑苦しい青春物語。

*1:実は朝比奈さん薬学生なわけで、海堂さんの作品で薬学生が活躍したのは初めてじゃないか?そして多分二度とないんじゃないか?