さよなら、ジンジャーエンジェル 読了

nohmin2010-06-28

今年46冊目。

さよなら、ジンジャー・エンジェル

さよなら、ジンジャー・エンジェル

私、さっと跳び起きる。アルコールが頭のてっぺんまで駆けのぼる。おお、世界が回転しはじめよったぞ。なかなかやるな、世界。褒めてつかわす。
「やっぱ褒め言葉はすぐに言っておかないと、ですよね。犬のしつけみたいなもので」
「犬?犬なんか美味しくないよ」マキさんが言う。「おつまみはね、海産物に限る!烏賊をもて、継美!とりあえずは烏賊ぞ、継美、ツグミ……あー、今わかった!継美のつまみで、略して『つぐまみ』だ!よし!」
pp.172-173

んー、とってもライトで読むのは楽だけど…ちょっとオイラのブツ切り読み*1では世界に入り込み切れなかったかな。
この手のお話は一気読みの方が良さそうだ。そして正直に言えばラストが気に入らない(゚∀゚)
もうちょっと司朗と継美の絡みが欲しかったなー。でも幽霊界の法則とそれについての司朗の考察*2はなかなか面白かったよ。

*1:一日約5分×3週間

*2:死者にとっての時間や感覚についてとか