薬局5月号 読了

今年35冊目、くさいの20冊目。

薬局 2010年 05月号 [雑誌]

薬局 2010年 05月号 [雑誌]

今月の特集はDM、とくにDPP−4阻害薬。
話題の新薬DPP−4阻害薬をマニアックに解説ですね、わかります。
この薬について一つ氷解しなかった疑問があるわけですが、インクレチンは血糖依存性に分泌され、DPP−4を阻害することでそのインクレチンの作用減弱を抑制して食後インスリン分泌を増強するのが本剤のおおまかな薬理作用なわけです。
他の血糖降下剤とはSUともグリニドともα−GIともBGともチアゾリジンとも併用OK*1だとされているけども、オイラが疑問なのは○シーナで承認されそうなDPP−4阻害薬+α−GIの組み合わせ。
α−GIの作用機序は多糖類の分解を抑制して血中への糖類取込みを遅らせることで食後血糖上昇を抑制するんだよね?
であるならば、食後血糖依存性に効果を発揮するとされるDPP−4阻害薬の効果はあまり発揮されないんじゃないのか?
あるいは、血糖値そのものではなく経口摂取という行為によってインクレチン分泌が誘導されるというインクレチン効果が発現するため上記のような心配は無用なのか?
もしそうなら血糖依存性に効果を発現というDPP−4阻害薬の売り込みは厳密には間違いなんだということになるな。
ネ○ーナが発売されたら武○のMRさんにつっこんでみたいところだけど、うちの担当MRは勉強してないというのが先日のロゼ○ムの売り込みで露呈したから、きっとまともな答えは返ってこないだろうな…。
○有かノバ○ティスのMRさんに聞いてみよう。

*1:保険上の問題は横に置いておく