国家としての宇宙戦略論 読了

今年13冊目。

国家としての宇宙戦略論

国家としての宇宙戦略論

バスの中で一気読み。
宇宙開発における国家規模の戦略の違いというのは大変興味深かった。
第4章で、中国が10年20年のスパンで国家戦略をうちたて、それに基づいた外交を行っているというのに、我が国のVisionのなさを読まされると、きっと日本は近い将来中国に置いていかれると強く思わざるを得ず、お先真っ暗な気分になってくる。
で、続けて第5章を読むと、日本人が自らの得意分野で宇宙開発競争を戦う方策が記されていて、途端に明るい気分にもなれるからアラ不思議。
我々が生きている間に「一家に一台マイ衛星」ってのは実現してるかもしれん…。