O11-12-14 薬歴記載のSOAP形式から新様式への移行〜より効率的な薬歴を目指して〜

ハイキタ、SOAP改善関連の発表。
去年の宮崎での学会見てても思ったけど、この手の発表をするところはすべからくSOAPを使いこなせてないし、POSの理解も不十分。
まーここもその範疇を出なかったね。
この程度のPOSの理解で全国区の学会で口頭発表されたんじゃ、岡村先生怒るぜ?
その上質疑応答で「大変参考になりました」って賛同した人も…( ´д`)-3


さて、ここが何をやったかって?
複数のプロブレムがごちゃ混ぜになったSOAP記載の薬歴を示して、チェック項目とSOAPによる記載の整合性が不明瞭であり、Aの記載には時間もかかると問題点を指摘。
もうこの時点でPOSとSOAPを最初から勉強しなおした方がいいわけですが、これを改善するということで薬歴管理指導の記載項目に挙げられている「服用状況」「体調変化」「副作用」「他科受診」「併用薬」「飲食物の摂取状況」「合併症」を記入できる欄を設け、これらの点について対応策を簡潔に記入するとのこと。
これによって薬歴のスペースも減少し、Aにかかる時間を削減できて効率うpしたぉ(゚∀゚)
と喜んでおられました。


…改善どころか退化しとるやんけ(´Д`;)
こんな項目はSOAPうんぬん以前の基本的聞き取りなわけで、これをできた上でAを経てそれぞれの患者に合わせたケアを行うのがファーマシューティカルケアじゃないのか?
はっきり言ってAが存在しなくても継続的に指導できるような基本的問題に薬剤師がどうしても関与する必要はないんですよ。
法的にはともかく能力的には登録販売者でも対処できるんじゃないんですか?
あまりにLvが低くてなんだったので、質疑応答で「Aをなくして質が低下した部分というのはないんですか?」と聞いてみたら「今のところありません」と明快なお答えをいただきましたよ。
どうやら元々の指導Lvが低くてSOAPは必要ないみたいで。
追加で「定型項目に当てはまらない問題が出てきたらどうするんですか?」と尋ねてみたら「検討中です」と…
dmp