スターシス錠添付文書改訂*1

その他の副作用として軟便、めまい、倦怠感、体重増加、浮腫(顔面、下肢等)(以上、0.1〜5%未満)、胃もたれ感(0.1%未満)を追記。
チアゾリジンとの併用療法を承認し、薬物動態にチアゾリジン系薬剤併用時の血中濃度を追記。

ピオグリタゾン塩酸塩使用中の2型糖尿病患者に、ナテグリニドを朝食直前に120mg単回経口投与したときの血漿中濃度は、ナテグリニドを単独で同用量単回投与したときの結果と近似していた。また、ピオグリタゾン塩酸塩の未変化体及び活性化合物合計の血清中濃度に対し、本剤併用による影響はなかった。
(注)本剤の承認された1回用量は90mg(効果不十分な場合は120mgまで)である。

また、臨床成績も追記。

チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾン塩酸塩)で治療中の2型糖尿病患者を対象に、1回90mgを1日3回毎食直前24週間経口投与した二重盲検併用試験において、食後血糖2時間値は併用投与前254.6mg/dLから併用投与後201.9mg/dLに低下した(低下量平均:48.0mg/dL)。また、HbA1C値は併用投与前7.41%から併用投与後6.94%に低下した(低下量平均:0.47%)。
更に、1年間の長期投与試験では効果の持続が確認され、安定した血糖コントロールが得られている。