パルミコート勉強会

咳喘息に対するパルミコートの使用について。
慢性咳嗽の原因として最も多いのが咳喘息。
喘鳴や呼吸困難を伴わないが、気道炎症による咳嗽が８ｗ以上にわたって継続する。
ＳＡＢＡなどの気管支拡張薬の診断的治療によって判断するのがてっとり早い。
無治療で放置すると喘鳴を伴う喘息に進展してしまうが、吸入ステロイドなどの使用により気道炎症を治療すれば快復する。
このときＤＰＩ製剤の中ではパルミコートの薬価が最も安価であり、フルタイドの半分、アドエアの1/5で済む。
タービュヘイラーの操作も簡便であり、吸入に必要な吸入力もそう大きくはないとのこと。
ただ、練習機を吸ってみた感覚やＭＲさんが出した数値的には重傷喘息患者やＣＯＰＤ併発患者では吸入は無理そうな印象。
咳喘息をはじめとする軽症患者中心の使用がよさそう。