フロモックス小児用細粒100mg添付文書改訂*11

成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)も適応に追加。
年齢のせいだろうけど適応症が小児と比べてだいぶ多いんだね。
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎,子宮頸管炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎が増えて猩紅熱がなくなります。
用法及び用量に関連する使用上の注意にも「本剤は小児用製剤であるが,嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合には成人に使用することができる。その場合は,フロモックス錠の添付文書を参照すること。」と記載。


高齢者には,次の点に注意し,用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

1. 本剤は腎排泄型の薬剤であり,高齢者では一般に生理機能が低下していることが多く,高齢者を対象としたセフカペン ピボキシル塩酸塩錠の薬物動態の検討において,副作用は認められなかったが,健康成人に比べ尿中回収率はやや低く,血中半減期も延長する傾向が認められている。
2. 高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]


胆汁・胆嚢組織,女性性器組織,抜歯創貯留液,口腔内嚢胞壁等への移行は良好であった。
なお,乳汁中への移行は認められなかった。