学会報告6 P7−12:続日次棚卸〜棚卸イメージの革命〜

その日使用した薬品数量と在庫数量を毎日突き合わせることで棚卸作業にインシデント予防効果も持たせようという試み。
これによって翌日以降にインシデントが発覚する事例が1/1134から1/25340に減ったとのこと。
日次棚卸に要する時間は店舗の規模と薬剤師の人数にもよりますが、最長で14分、平均(処方箋枚数1500枚/月、薬剤師数2.5人)で9分とのことでした。
言葉の響きほどきつい業務ではなさそうですが、予製剤やバラ錠のカウントなどをどうするかはしっかりと考えないといけないでしょう。
また不動在庫にはタッチされないし、期末の棚卸業務が楽になったりということはなさそうです。
あくまでもインシデント予防目的としてであれば導入を検討する価値もありそうだと思われます。