ワソラン錠40mg添付文書改訂*2

頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)の適応を追加。

通常成人、1回1〜2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40〜80mg)を、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜減量する。

狭心症に使うときと同じ用法用量だね。
ただし、使用上の注意が増えてます。

本剤の投与に際しては、心電図、脈拍、血圧を定期的に調べること。PQの延長、徐脈、血圧低下等の異常所見が認められた場合には、直ちに減量又は投与を中止すること。
頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)患者に投与する場合には、洞停止、洞不全症候群の誘発の危険性が高くなるので、十分に注意すること。
クラスI抗不整脈剤、β‐遮断剤との併用により、心機能低下、高度の徐脈、房室ブロックがあらわれることがある。また、ジギタリスとの併用により、高度の徐脈、房室ブロックがあらわれることがある。これらの薬剤と併用する場合は、自覚症状に注意するとともに、定期的に心電図検査を行い、異常が認められた場合には、本剤又は相手薬剤を減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。

弁膜症、高血圧性心疾患等のある患者が慎重投与に追記。
本剤は陰性変力作用を有し、心機能を悪化させることがあるため。


相加的な抗不整脈作用の増強により徐脈、房室ブロックがあらわれることがあり、高度の不整脈に発展させることがあるため、ピルジカイニド塩酸塩水和物、フレカイニド酢酸塩を併用注意に追記。
自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、本剤又は相手薬剤を減量又は中止すること。


薬効薬理として以下2点追記。