リオレサール錠添付文書改訂*5

重要な基本的注意に

本剤は大部分が未変化体のまま尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では血中濃度が上昇することがあるので、このような患者では低用量から投与を開始すること。特に透析を必要とするような重篤な腎機能障害を有する患者においては、1日5mgから投与を開始するなど慎重に投与すること。

との文面が追記。
また、腎機能低下患者において重大な副作用として意識障害、呼吸抑制が起こりやすい旨も併記された。
過量投与となってしまった場合の症状として瞳孔反射障害、ミオクロヌス、高血圧、頻脈が追記された。
この時の処置として以下の通り追記。

特定の解毒薬は知られていないので、低血圧、高血圧、痙攣、呼吸又は循環抑制等の症状に対しては対症療法(痙攣に対するジアゼパム静脈内注射等)を行う。
胃洗浄は、特に生命に危険が及ぶような高用量を服用した場合に早期(60分以内)に実施する等、患者の状態に応じて適応を考慮すること。なお、昏睡状態や痙攣のある患者の場合は、挿管してから洗浄を行うこと。中毒量を服用したと思われる場合は、服用後早期であれば、活性炭投与を考慮すること。また、必要な場合は緩下剤(塩類又は糖類下剤)の投与を行うこと。

このとき水分は十分に摂取し、可能であれば利尿剤を併用、腎機能低下時は血液透析を考慮。